「・・・・・。」
パーティの席で、私はただ一点を見つめていた。
緑の髪の人狼が、俯いてバルコニーに一人。
備え付けのテーブルには一口も飲んでいない酒。
周りが賑わっているのに、あいつだけ静かだ。
私は、踊る皆(みな)を避けながら、彼に近づく。
具合でも悪いのか?
何?違う?ならばどうした?
気分がのらないのか?
そうでもない?
ならば、なぜ一人でいるんだ?
私が声をかけるまでに、お前はさまざまな人に声をかけられていた。
踊りの相手として、誘いをうけていたではないか。
何だと?眉間に皺がよっている?・・・ふん。
クスクス・・・。
何がおかしい?
「ずっと、待ってたんですよ・・・。」
ほんの少し、不満そうに、苦笑するお前。
「あなたの誘いを、ずっと・・・。」
「!!」
賑わいから離れた静かな空間。
二人だけのバルコニーで、踊った。
私と(しか)踊ってはくれないお前。
正直、かわいく思ったから・・・今までの思考回路は、秘密しておこう。
リハビリ2!!!
今回はポプです。
どうにか・・・ユーリさんとアッシュは・・・元にもどってきたかした?;(汗
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