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誰そ彼PC用日記
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2024/04/18 (Thu)
それはかなり珍しい光景だった。


どこで手に入れたのか、それとも誰かに頂戴したものなのか。

大きな大きな、抱きしめている人間とほぼ同じくらいの大きさの。

兎の人形を抱きしめた佐助が。


縁側ですやすやと寝息をたてていた。

勿論、ここは佐助に宛がわれた部屋。

部屋の前で眠っていても勿論いいのだ。

だが、この佐助が縁側で昼寝など。

性格上かなり珍しかったのだ。


この兎は大方政宗殿にもらったのだろう。


そう考えれば、些か憤りを感じる。



しかし・・・・




そのあまりに無防備で安らかに眠っている佐助を。


起こせるはずもなく。


某は隣に腰掛けて、髪を梳いた。


よほど任務に疲れたのだろう。
毎日任務に家事。雑用など。
休む暇などほとんどないだろう。


それは目の下にできたクマが堂々と主張しているから。


「佐助・・・」


呼んでも、人形を抱きしめるだけにおわった。

まるで、子供だな。


そういったら、きっと。

「あんたに言われたくない言葉ですよ。」

と、かえされるのだろうな。


そう思いながら、少しだけ対抗して。



寄り添ってみた。


人形がするりと佐助の手からはなれ。


寝返りをうって、某の腕をとらえた。



そしてくっついてきて。

先程よりも安心したような寝顔で。


眠りを再開した。


某は、ただ。


内心でかなり嬉しかったことと。

この安息日がいつまでも続くことを、切に願ったのだ。



ーーーーーー


温度のない人形を抱きしめていたら。


急に、暖かな何かが背に触れた。

俺にはない、温度。


この人形からも感じられない。


心から、ほしいと思った、温もり。


俺は夢だけでも、縋らせてほしいとおもって。


その光を抱きしめた。


すると、俺に応えてくれるように。


俺の体を、ぬくもりが優しく包み込んでくれた。


そんな時に、あの人をーーーー


夢の中だというのに、想った。


「・・・き・・・むら・・・さ・・・ま」

「?!!;///」

そうだ、この温もりが感じられるのは。


あの、熱いお人しかいないな。

でも、とても、暖かい。

熱くは、なかった。


けれど、紛れもなく、これは。

幸村様の、温度。



嗚呼、なんていい夢なんだろう。


この夢は、覚めないでほしいな。


覚めてしまったら、また。


肌寒さを覚えてしまうんだろうな。


「ゆき・・・む・・・ら・・・・さま・・」


俺は、寝言を発しているのだということにも気づかずに。


そして、隣で密かに慕ってきた人物が、いることに。


気づかないままに。



眠りについていたのだった。




ーーーー


あれ?なんで日記で文かけるんだ?!!
スランプだったのに!!!あれえ?!!

やばいなあ・・・すみません日記よんでるのかな皆様・・・


へたすると、日記更新になりそうですよこれ;
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